EDと抗うつ剤の関係性とは

EDとは、男性機能が低下し、性行為などに支障が出るとされる疾患群のことを言います。様々な原因があり、器質的な物から、精神的なものまで幅広く原因が存在しており、精神的な物に対しては認知行動療法などを用いた治療が行われる事もあります。また、身体的な問題であれば服薬や手術によって治療が行われる事となります。
そのようなEDですが、実は抗うつ剤と非常に強い関係性があります。抗うつ剤とは、一般的に鬱症状や双極性障害に用いられる精神面の改善を促すものです。近年ではSSRIなどの新しい薬が登場しましたが、それまでは三環系抗うつ薬と呼ばれる物が使用されていました。そのような薬は人によっては効果が高く出るため今でも使われているのですが、副作用として口の渇きや便秘、排尿時の困難といった錐体外路症状と呼ばれる物が出現しやすくなっています。その中に性欲減退、およびEDになる可能性があるとされているのです。ただし、こういった形で出現するEDに対して、抗うつ剤を止める事はあり得ません。抗うつ剤は人生を通じてコントロールしていく必要がある薬となりえるためです。そのため、性欲維持のためにED治療薬を使用する事となります。
基本的に、飲み合わせを考えた処方がなされるので問題は起こりにくいのですが、勝手に購入して服薬すると飲み合わせが悪い薬である場合があるので、通販などで購入する前に受診して適切な薬が何かを把握できるようにしましょう。そのため、初診をしていない方はまずは精神科の病院に相談する事が大切です。EDの専門家以上に精神薬に詳しいのは精神科医なので、まずはそちらへの相談が重要です。そして、適切にEDやうつ症状をコントロールし、健全な日常生活・性生活が出来るように服薬管理に取り組むことをお勧めします。